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カメラ

【フィルムの選び方】フィルムカメラのフィルムについて知る。

moto

こんにちは。motoです。

今日は自分の昔取ったフィルムの写真を眺めていました

妻の写真があったり、友達の結婚式の写真だったりで、載せられるものも多くないのですが、当時の風景がふわっと感じられてすごく楽しい気持ちになりました。

(※一年前とかの写真です。)

黄色のかわいいJeep。ピントはあってないんですが、お気に入りです。

フィルムは、あらゆる風景をエモく残して、見るたびに最高の気持ちになれる最高の道具だと思っています。

今夜の21時ですが、フィルムカメラで写真を撮りたくて仕方ありません。笑

夜にフィルム写真は取るの大変なので、明日写真を撮りに行こうかな。

今日はフィルムカメラ初心者に向けたフィルムの選び方について書きます。

フィルムはどう選べばええねん!

という状態の方は是非見ていってね。

一人でもフィルムカメラの良さを知り、フィルムカメラ沼へ誘い込めるような記事を書きます。

最初に知っておこう。1.フィルムにどうやって光を記録するか

フィルムに光を当てて、うつすんでしょ?

って思った方、正解なんですけどもう少しイメージを付けられるように解説を加えたいと思います。

フィルムには、ハロゲン化銀と呼ばれる光に反応する材料(感光材)が用いられています。

光に反応する性質を利用しているため、暗いカメラの筐体内でフィルムに映したい光だけを照射することで像を得ることができます。

ただし、光を照射(シャッターを切ったら)したら終わりではないですよ。

撮り終えたフィルムをカメラ屋さんに持っていき、現像や定着と呼ばれる作業を行って初めて、フィルムに景色が固定されるのです。

お店などに現像依頼をするまでに、フィルムに過剰な光が当たってしまうと像が消えてしまったり、最悪の場合はすべての写真が真っ白になることが起こり得ます。

こんな感じで、像が上書きされて映らない、みたいなイメージ

ですので、フィルムを撮り終えて取り出す時や、フィルムが途中で巻けなくなったなどには細心の注意を払う必要があるのです。

【フィルムカメラ】フィルムの選び方その①フィルムの規格(サイズ)

一般的に普及しているフィルムのサイズは135(フィルムの規格)や35mmフィルムと呼ばれているものです。

普通のフィルムカメラで使われているものは35mmフィルムと思っていただいて大丈夫です。

イメージはこんな感じです。フィルムの縦幅が35㎜になっていて、景色が映る一コマは24×36mmの範囲です。

ちなみに120と呼ばれる規格のフィルムもありますが、こちらは中判カメラと呼ばれるより大きなサイズのフィルムになります。

フィルムサイズがより大きくなることから、35mmフィルムと比べて高画質になりますが、かなりマニアックな部類になると思いますので、沼に入ってからでも遅くありません。※私は持ってません。

【フィルムカメラ】フィルムの選び方その②フィルムの種類

フィルムには2種類あります。今回はカラーフィルムについて説明します。

  • モノクロフィルム
  • カラーフィルム
    • ネガフィルム
    • ポジフィルム(リバーサルフィルム)

一般的なものがネガフィルムになります。ネガはnegativeのネガなので、負とかマイナスという意味があります。

要は、明暗が逆になっているフィルムです。わかりやすく写真持ってきました。

現像後にもらえるフィルムは左のように色が反転しています。

ネガフィルム。色が反転している。

現像だけでは左の色が反転したフィルムしかもらえないため、データをスマホに転送してもらうなどの追加費用を払うと、右のようにフィルム写真をデータでもらうことができます。

最初は何も考えず、現像とデータをスマホに転送してもらうことをセットにするのがおすすめ

この色の反転、うまく直すのにチャレンジしたことありますが、うまくいかないんですよね…

反転させるときに理想の色にならないんですよね…

これができるようになると、フィルムカメラのコストカットになるんですけども。

この辺りは、またいずれ記事にしてみたいと思います。

リバーサルフィルムはネガの逆で、色の反転がなく撮った写真がそのまま写るイメージです。

ただし、ネガとリバーサルフィルム、モノクロフィルムは現像や定着工程で使用する液体が異なっているようで、店舗によっては現像を受け付けてもらえない場合があります。

ですので、まずはネガフィルムから始めればokです。

※リバーサルフィルムは私も使ったことないため、そのうち使ってみてレビュー記事書いてみますね。

【フィルムカメラ】フィルムの選び方その③ISO感度

【カメラ】ISO(光の感度)について理解する。

ISOってなんだ???

まず読み方もわからないし、アイエスオー?

ってなった方でも大丈夫。ほとんどの初心者はそうなります。

ちなみに読み方はイソ もしくはアイエスオーどちらでもよいらしいです。

ISO感度は光に対する感度のことです。

わかりやすく言うと、

  • 夜など暗い場所=光が少ない➡より少ない光で景色を映すために感度を高くする
  • 明るい場所=光が多い場所➡光が強すぎないよう、感度を下げる

ということ。ISOが高いほど感度が高くなります。

ちなみに、感度が高くなる=光のノイズ(不要な光信号)が入りやすく、写真がざらついて見える欠点があることに注意が必要です。

ただしフィルムはそこまで高画質ではないので、そこまで気にしなくても大丈夫です。

【フィルムカメラ】フィルムのISO感度の選び方

上で記載した通り、ISOは光の感度になりますので、主に写真をどこで撮りたいかを最初に決めましょう。

基本は外で撮りたいなのか、室内で撮りたいなのか。

あくまでも私の感覚でおすすめのISO感度を記載しておきますね

  • 屋外(晴天)で撮る場合➡ISO 100~400がおすすめ
  • 屋外(晴れ~曇り)で撮る場合➡ISO 200~400がおすすめ
  • 室内で撮る場合➡ISO 400以上 

総合的にはISO 400が場所によらず汎用性が高いと思っています。

いろいろと試してみて自分に最適なフィルムを探してみてください。

コラム 光の量をコントロールするパラメータ(ISO/F値/シャッタースピード)について

今日はフィルムについてなので、少しそれてしまうんですが、光の量を調整するパラメータについて説明しますね。

簡単に言うと、

ISO、F値、シャッタースピード適正な光の量になるように写真を撮ることが大切

デジタルカメラではISOがいつでも変えられるのですが、

フィルムカメラでは選んだフィルムで固定されてしまうため、ほかのパラメータについて理解しておくことが大切になります

  • ISO(光の感度)
  • レンズの絞り(F値:光を通す穴の大きさ)
  • シャッタースピード(光を照射する時間)
ISO:光の感度

ISOは説明した通り、光の感度です。フィルムカメラだと、フィルムで決まってしまいます。

レンズの絞り(F値):光を通す穴

絞り(F値)とは、レンズから通過してくる光をどれだけ入れるか調整するものです。下記にイメージ図作成しました。

絞り(F値)の数字が大きい(右)と、それだけ光を遮ることになるので、光の量は少なくなります。

レンズ交換式のフィルムカメラであれば、使用するレンズで、自由にF値を変えることができます。

一方、コンパクトフィルムカメラだと、F値が固定式のものが多いです。

また、F値についてもう少し理解を深めるためにもう少し書かせてください。

絞り(F値)というものは、数字が大きいほどレンズから通ってくる光を遮り、光の量が少なくなります。

ここで、F値が絡んでくるのは、光の量だけではありません。

F値を大きくすると、ピントの合う範囲が広くなる。

これがなぜかというのは難しいのですが、イメージでとらえられる例を用意しました。

見たいものがぼやけるとき、目を細めたりすると見えることがありますよね?

これと同じことだと思ってください。

また、逆にいうと、絞らなければボケるということ。

写真で被写体にピントを合わせて、背景をぼかす写真を撮りたければ、F値を最小にするのがよいということですね。

あんまり写真ありませんでしたが、具体的な写真を貼っておきます。

あまり絞っていないとき(F値小さいとき)
絞った時(F値大きい時)

左のように絞っていないと、ピントを合わせた桜以外は少しボケていますよね。

逆に右のように絞ると、ピントが背景にもあっています。

こんな感じでF値で光の量が変わるだけではなく、ピントの合う範囲も大きく変わるということを覚えておいてくださいね

シャッタースピード

これはイメージしやすいですよね。光をあてる時間だと思ってください。長くくするほど光は多くなり、短くすれば、光は減ります。

ただし、単純ですが意外と重要なことなんですね、シャッタースピード。

何が重要かというと、

  1. 撮りたい対象によってはシャッタースピードを短くする必要がある。
  2. シャッタースピードが長いと手ブレの原因になる

1について注意が必要な時は、動きものを撮るときです。

当然イメージつくと思いますが、被写体がシャッタースピードよりも速く動いていれば、ブレるでしょう。

これは被写体側が早く動いているときにおこります。

2については、暗いところに合わせてシャッタースピードが長くなったときにおこります。

人が写真を撮るとき、どうしても手の位置を固定することは難しいでしょう。シャッタースピードが長くなればなるほど、手ブレの確率が上がります

この辺の基本的な知識を知ったうえでフィルムのISOやレンズ,F値を選べるようになるといいですね。

だいぶコラムが長くなってしまいましたが、こういう現実とのイメージを合わせることでカメラの理解がしやすくなると思っています。

※皆さんに理解を深めてほしくてこの記事に書きましたが、今後もしかすると別の記事でまとめるかもしれません。

【フィルムカメラ】フィルムの選び方④ 写り方やエフェクト

フィルムって、かなり種類が豊富なんですよね。

Kodak PORTRA :ポートレートに特化フィルム。彼女、奥さんを撮るのに最適

例えば、KodakのPORTRA。これはポートレート(人を映す)用途に特化したフィルムで、写りもめっっちゃいいです。

ただ気になるのが価格ですね。この価格でもPORTRAで撮りたい!というファンがたくさんいるほどの写りに魅力があるフィルムです。

彼女や奥さんとの旅行にはやはりPORTRA一択ですね。

最高の写りで、より思い出に残る写真を残してみませんか?

CineStill 800T :映画のようなワンシーンを撮りたい方。特に夜の写りが特徴的

少しクセが強いフィルムのCineStill 800T

もともと映画撮影用だったものらしく、タングステンの光に合わせたフィルムになっていて、青みがかかった写真が撮れるようです。

特に夜の写真が映えるようで、映画のワンシーンのような写真を撮りたい方にお勧めです。

このフィルムは友人がプレゼントしてくれたのですが、まだ使ってないことに今気づきました。笑

また使用してみたらレビューでもしてみたいなって思っています。

このような特徴のあるフィルムを撮り続けることで、世界観を統一でき、かつほかの人と差別化できるメリットがあります。

気になる方は、ぜひ購入してみてください。

まとめ

一般的なフィルムカメラに用いるフィルムは135(規格) 35mmのものになります。

フィルムはカラーとモノクロがあり、

カラーは

  • ネガフィルム
  • リバーサルフィルム

の2種類がある。初心者はネガフィルムを選べばokでした。

また、フィルムは撮影場所の光の量でISO感度を決める必要がありました。

私個人としては

ISO 400が室内も室外もオールマイティに使えるのでおすすめです。

また、Kodak PORTRAやCineStill 800T のように特定のシーンに強いフィルムもあります。(PORTRAはポートレート以外でもすごくいいです)

奥さんや彼女との特別な時間を、より特別に記録できるフィルム、買ってみませんか?

どんな人がとっても、どんな写真になっても、絶対にいい記憶として残りますよ。

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趣味や子育てに勤しむ   ふつうのアラサー
カメラ(特にオールドレンズ)やチランジアの育成を趣味にしている人。                               気になったことは「とにかくに挑戦してみる」をモットーにいろいろとやっていきます。
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