こんにちは。motoです。
私はカメラを触り始めてから3年ほど経過していますが、使っているレンズはほとんどオールドレンズです。
そんな私が、初心者にもわかるように
- オールドレンズがなぜ流行っているのか
- オールドレンズの魅力
について書いていきます。
ちなみに、
オールドレンズとは、主にフィルムカメラ時代などに使われていたレンズのこと。
要するに、製造されてからそこそこ時間が経った「古いレンズ」ですね。
近年はミラーレスが販売されるようになったことから、ほとんどのオールドレンズを付けて写真を撮ることができるようになりました。
オールドレンズの特徴は、コントラストや彩度が低く、ふわっとしたやわらかい描写です。
現行レンズのパキっとしたきれいな写りよりも、コントラストが低めのやわらかい描写が好きな方にはオールドレンズを強くおすすめしています。
オールドレンズ ➡ふわっと優しい
現行レンズ ➡シャープでくっきり
写真を撮る条件にも大きく影響しますが、現行レンズとはかなり違う描写の写真が取れます。
ポートレート(人物撮影)、スナップ写真でも雰囲気のある写真が簡単撮れます。
ですので、SNS用の映え写真を撮るのにおすすめなんです。
今日の記事は下記の方に読んでいただきたい内容です。
- 優しい雰囲気の写真を撮ってみたい人
- SNS用に映える写真を撮りたいと思っている人
- オールドレンズについて知りたい人
この記事を読めば、
- なぜオールドレンズが流行っているのか
- オールドレンズの良さ
- 具体的にどんな写真が撮れるのか
がわかります。
オールドレンズがなぜ今流行っているのか
オールドレンズが流行っている理由について、個人的な意見を考えてみました。
オールドレンズが流行っている理由①:ミラーレスの台頭
これはまず間違いないでしょう。ミラーレスが出てきたからです。
以前、下記の記事で一眼レフ、ミラーレス一眼、一眼レフ(フィルム)の構造について解説しました。
デジタル、フィルムに限らず一眼レフは撮像部(センサーやフィルム)の前にあるミラーで目に光と届ける構造をとっています。
そのため、このミラーがあることにより小型化が困難でしたが、ミラーレス(文字通りミラーがない)は構造上コンパクトにすることができるようになりました。
コンパクトになることで、フランジバックが短くなるメリットが生まれました。
フランジバックとは、カメラのレンズと撮像素子までの距離のことです。
これが何を意味するかですが、図解します。
つまり、
一眼レフ:フランジバックが長く、使えるオールドレンズが限られる。
ミラーレス:フランジバックが短いため、ほとんどのオールドレンズを使用できる
要するに、オールドレンズで遊びたい方は「必ず」ミラーレスを選んでください。
また、オールドレンズで長く遊びたいのであれば、フルサイズが良いです。
この理由は、オールドレンズの良さが出やすいのがフルサイズだからです。(レンズとセンサーに入る光の関係です。)
オールドレンズが流行っている理由②:現行レンズにはない雰囲気の写真が撮れる
現行のレンズって、どのメーカーを選んでもめっちゃきれいに撮れるんですよね。
いや、これは本当にいいことだと思います。
私は現行レンズをそこまで持っていませんが、2万円くらいのレンズですらきれいすぎて驚きました。
ただね、私は「きれいに撮れることが全てではない」と思っています。
何でもかんでもいい画質で、きれいにとることが正しいわけではないですよね。
その証拠に、今やフィルムカメラやオールドデジカメが流行っていますよね。
あえて画質が落ちることや、レンズの個性によって写真がすこし特徴的になるとか、そういった特性を逆手にとって、エフェクトのように付与できる感じですかね。
つまり、私が言いたいことは、
きれいに写真が撮れ過ぎる時代だからこそ、「オールドレンズの個性が光る」んです。
手軽さで言うと、オールドデジカメかもしれません。
でも、
やっぱりレンズの個性を何百・何千通りと楽しむこともできるミラーレス+オールドレンズの組み合わせが最強です。
まず、自分のお気に入りレンズが必ずみつかります。
オールドデジカメはどうしても、本体の劣化などでずっと使うのは難しいでしょう。
一方で、オールドレンズの多くは電子制御じゃないため、メンテナンスしていけばずっと使えますね。
ミラーレスは今後もしばらくは販売され続けるはずなので、レンズのケアさえしていけば一生使えるんじゃないでしょうか?(そこまでは使わないと思いますけども。)
私が普段使っている大好きなレンズ Leica Summar 50mm f2
例えば、私の大好きなレンズ Leica Summar。オールドレンズのクセが強いクセ玉の一つです。
このレンズ、調べてみたら亡くなった祖父と同い年でしたね。
こんな古いレンズがまだ自分の手元にあり、しかも自分の大好きな描写をしてくれるので、たまらないですよね。
このレンズは強い光にめっぽう弱く、写真全体が白っぽくなることもしばしばです。
なんとなく温かみのある写真に仕上がります。
このレンズなら、どんな写真でもいい感じに撮れそうな気がしてきませんか?
現行のレンズならば、1枚目の強い逆光でもきれいに撮れちゃったりするんですよね。
でも、こういうクセがあるレンズだと、
この場合はこの角度で撮るといい感じ!
とか
光が強すぎてここでは撮るの難しそうだなとか
いろんなことを考えて写真を撮っていくようになります。
これも、実際カメラで写真を撮る上では非常に大切なことだと思っていて、
この辺りを考えることがカメラを楽しむ習慣を作るのかなって思います。
なので、
自分のフィーリングに近い写真に仕上がるオールドレンズを探していくのも楽しいです。
今回は私が好きすぎて愛用しているLeicaのSummarというレンズの作例を紹介しました。
他のレンズ個性として虹がでるものや、被写体の周りがぐるぐるボケるレンズなどがあり、無限に欲しくなります。
ネットで検索して探すのも楽しいんですが、本で作例を見ながら買う物を考えるのがおすすめです。
作例があると、自分の撮りたい写真のイメージと合うか?とか、そのあたりの情報が視覚的に理解できます。
作例から、魅力的に感じるレンズをぜひ探しててほしいです。
また、こういう本の良いところがあります。それは、
何度も見返すと、前は何も思わなかったレンズが突然魅力的に感じてきたりすること。
これまじでよくある話です。やっぱりオールドレンズを使っていくと、だんだんと見る点が変わってくるんですかね?
SNSとかで見る作例だと、昔見た写真を探すのはほぼ無理なので、やっぱり本がいいかなって思います。
オールドレンズが流行っている理由③:撮影、収集含めお手頃価格で楽しめる。
オールドレンズをどんどん集めたくなる理由は、レンズに個性があるからだけではないんです。
たくさん集めたくなる所有感をそそられることも大きいです。
今と違い昔のレンズは、職人が手作りで作っていたようです。
当然昔の高級品なので、つくりも見た目にもこだわりが感じられます。※重量もずっしりです笑
こちらが、先ほど作例で挙げたLeicaのSummar 50mm f2です。
Leicaと言えば、カメラ好きな人が必ず欲しくなる超高級カメラメーカー(カメラ本体が100万とかしますね… )
ですが、超高級カメラメーカーのレンズでもオールドレンズなら数万円から入手できます。
また、近年は何でも小型化軽量化のため、パーツがプラスチックで構成されることも相まって
ずっしりとした金属でできた精密なレンズを見ているだけで、うっとりとしてきますね。
現代の車に慣れているところで、旧車がかっこよく見えるのと同じような感覚でしょうか。
このように、オールドレンズは昔の高級品のため、しっかりとした作りで所有感を満たしてくれます。
さらに、レンズの種類や流通数が多いため、安いものは数千円からレンズを買うことができます。
やっぱり、初期費用はなるべく掛からないほうが趣味としてはハードルが低いですよね。
ほかにエモい写真が撮れるフィルムカメラもお勧めですが、ランニングコストを考えるとオールドレンズのほうが安くなると思っています。
もちろん、フィルムカメラの独特なエモさ加減は、なかなかオールドレンズでも再現が難しいところですので、フィルムカメラも捨てがたいです。
関連記事フィルムカメラも気になっている方は、この記事を参考にしてみてください。
まとめ
オールドレンズとは、フィルムカメラの時代に使われていた昔のレンズのことです。
ミラーレスカメラが発売されたことで、昔のレンズを付けて遊ぶことができるようになりました。
現行のレンズとは違い、コントラストや彩度が低いため、温かみのある優しい雰囲気の写真が撮れます。
また、オールドレンズは中古で大量に流通しており、格安の値段で入手することもできるが、昔の高級品であるため、所有感を満たしてくれることも大きなメリットです。
皆さんが、この記事をみてオールドレンズに興味を持っていただけたら幸いです。
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