こんにちはmotoです。
本日はLAOWA から発売されている最大撮影倍率が2.5~5倍というマクロに特化したレンズを紹介します。
このレンズ、ズバリ言うと
決して万人受けしないけど、マニアには刺さるレンズだと思います。
うん、最初から万人受けしないというのもアレなんですけどね笑
ちなみに、まだ等倍まで撮れるマクロレンズをお持ちでない方は、まずは等倍で撮影可能なマクロレンズをおすすめします。
「等倍マクロレンズでもまだ足りない」という方には、購入をおすすめします。
今回購入したもの レンズとLEDのリング照明
今回購入したのはLAOWAというブランドのマクロレンズです。
今回購入したレンズ以外にも、LAOWAブランドから出ているレンズは、かなり尖っていて、たびたび話題になっていますね。
このマクロレンズの特徴は、なんといっても「最大撮影倍率が2.5倍~5倍までのマクロ撮影が可能」ということ。
要はマクロ全振りのガチマクロレンズです。
2.5倍以上って、かなり尖っていますよねw
このレンズにたどり着く前、高倍率で撮影する方法を調べていたら、顕微鏡と接続するとかそんなハードルの高い情報ばかりが目につきました。
さすがに家に顕微鏡を置いておくなどというのは、家族の理解を得られないし、場所も取るということで他の手法を探していたところ、こちらのレンズを見つけました。
- 主な仕様
焦点距離[mm] | 25 |
絞り | F2.8~16 |
画角[°] | 10.3 |
レンズ構成 | 6軍8枚(超低分散レンズ[LD]1枚含む) |
絞り羽枚数 | 8枚 |
最短撮影距離[mm] | 173~223.5 |
ワーキングディスタンス[mm] | 40~45 |
サイズ[mm] | 98.6(~155)×64 |
重量[g] | 400g程度 |
対応フォーマット | フルサイズ |
対応マウント | キャノンEF/ニコンF/ペンタックスK/キャノンRF/ニコンZ/ライカL |
そもそも等倍以上のマクロレンズの選択肢がそこまで多くはないです。
どうせマクロレンズを買うなら、
「マクロ撮影全部りで5倍まで撮影できるほうがいいでしょ」
と軽い気持ちで、購入に至りました。
ちなみに、MFのみで、AFはありません。
マクロ撮影においてAFは必須ではなく、むしろMFのほうが自分の撮りたい写真を撮れることが多いので、
個人的にはAFは不要だと思っています。
とは言っても、MFで撮影出来るか不安な方はこちらの記事を参考にしてみてください。
レンズがこちら。まぁまぁ大きく、先端にかけて細くなっていく感じのレンズです。伸ばすと16cmくらいになります。
他のマクロレンズと同様で、倍率をあげると先端が伸びていく感じです。そしてリングはめっちゃ硬い。
マクロ撮影(特に高倍率での撮影)では、被写界深度を稼ぐためにF値を上げるため光量が問題となってしまいますよね。
その対策として、このLEDリング照明を購入しました。
フロントキャップの溝にハマるようになっていて、いい感じですね。
電源は付属してくるケーブルでポータブル充電器などから供給する必要があります。
実際使ってみると、このLED照明あるとないでは大違いです。
外で撮影しようとしていたり、動くものを撮影する人は間違いなく必須です。
地味に安くない金額ですけど、買って損はありません。
どうしても高倍率になると、被写体が風などでほんのわずかに動くだけでも撮影するのが困難です。
ちょこっと外で撮影を試みましたが風の影響でブレまくりました。
LED照明で光を補ってあげれば、ブレの発生を抑制できますのでおすすめ。
ただ、使用しているとLEDがかなり発熱するので、長時間の使用には気を付けたほうがいいですね。
実際に撮影して比較。(等倍,2.5倍,5倍)
今回は比較用に等倍のマクロレンズ「AF MICRO NIKKOR 55mm F2.8(オールドマクロレンズ)」を使用しました。
今回は私が趣味で育てているエアプランツのチャペウエンシス(左)とミトラエンシス(右)を撮影してみます。
チャペウエンシスはすこしけば立った白い毛(=トリコーム)がついていますが、ミトラエンシスは羽毛のようなふさふさした毛がついています。
まずは等倍マクロ
等倍でも毛の質感は十分にわかるくらいには撮影が可能ですね。
続いて今回のマクロレンズ(2.5倍)
左側は撮影画角が全然違っていて比較しずらいですが、かなり拡大されたことがわかると思います。
最後にマクロレンズ(5倍)
もう、顕微鏡ですw
ここまで拡大したいと思う人が少ないと思いますけど、とことんマクロ撮影をしたい人にとっては
他の人と差別化できる部分になるかなと思います。
対象を新札に変えて撮影。(等倍,2.5倍,5倍)
ちょっと対象物がわかりにくいと思いますので、今年新しくなった新札を撮影してみましょう。
お札と言えば偽造防止のための細か~い工夫が随所にあるというアレです。
今回はマクロレンズでどれくらい楽しめるかですね。
まずは等倍。正直これでもかなり近寄ってきれいに撮れている感覚はありますね。
ただ、これを撮ってワクワク感は特にないですね。
続いてマクロレンズ 5倍(2.5倍撮り忘れました)。等倍の写真で言う左下の桜に寄って撮影していますね。
こんな感じになっているんですね。キラキラ光っている部分も細かく加工されているんですね。
等倍でも一応見えてはいますが、拡大しないと気づかないくらいには細かいな….
他の部分も撮影してみました。下の等倍撮影の写真の赤枠で囲ったあたりを5倍撮影では撮影できます。
どうですかこれ。桜の横の何かの枠が「NIPPON1000」で囲われているなんて気づくわけないですね笑。
なんという細かさ。ここまで細かいとどうやって作っているんだろう?と気にはなるな…
という感じで、もうほとんど簡易顕微鏡だといっても間違いないと思います。
私がこのガチマクロレンズを購入した理由
私がこのレンズを購入した理由の一つとして、
育てている観葉植物(エアプランツ)の咲かせる花が小さすぎて満足する撮影できなかったのが大きいです。
下の写真が開花時のもの。
この時初めて等倍のマクロレンズでも撮れないものがあるのか!と衝撃を受けましたね。
(撮影したマクロレンズがオールドレンズなので、ちょっとゴミも気になりますが...)
もう一つも観葉植物(エアプランツ)関連です。私は、エアプランツを種から育てて楽しんでいます。
種から育てると、花を咲かせるまでに4年ほどかかり、非常に小さな個体が徐々に大きくなっていきます。
せっかくならその大きくなっていく過程を写真で撮りたいなと思って購入しました。
まぁこのマクロレンズを購入する目的は人それぞれだと思いますが、
等倍以上のマクロな世界を撮影するには十分な性能と値段だなと思っています。
まだマクロレンズを外に持って行ってマクロ撮影をやっていないので、
実施しましたら本記事に追加する予定です。
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