こんにちは
motoです。
今日はカメラのレンズの話をしたいと思います。
カメラの趣味をするうえで、レンズは超重要なもので、値段も高いこともあり
どれを買えばいいか悩んでしまいますよね。
もし、この記事を読んでいるあなたが、カメラ初心者であれば、
単焦点レンズの購入をおすすめします。
単焦点レンズを使うメリットは以下の通りです。
私はカメラの趣味を始めてからほとんど単焦点レンズを使ってきました。
私はオールドレンズというフィルムカメラ時代のレンズを使って写真を撮っていますが、
やっぱり単焦点レンズで撮るのが楽しいなって思います。
写真の趣味は、自分で工夫する楽しさがあると思うので、
何でも片手ひとつで画角を変えられるズームレンズよりも、単焦点のように自分で動いて、きれいに写せるところを探して撮る。
この繰り返しが、写真の趣味としての醍醐味なのかなって思っています。(もちろん個人の感想ですが。)
今日の記事は、
- カメラを始めたはいいが、いまいち楽しめない
- カメラレンズを買いたいが、どれを買えばいいかわからない
といった方は参考になるかと思いますので読んでみてください。
単焦点レンズとズームレンズの違い
単焦点レンズってなに??って方もいると思いますが、まずはイメージしやすいズームレンズを説明します。
ズームレンズは、当然Zoom(拡大)できるレンズのことですね。
レンズだと、35-70mmとか、70-120mmとか書いてあるレンズのことで、レンズの位置などを動かすことで、映る範囲を絞る(ズームする)ことができます。
例えば、焦点距離50mmで撮った写真が上側の写真です。
50㎜の写真を撮った位置から、ズームすることで、赤やオレンジ枠の写真が撮れるわけですね。
要は、動かずに、画角を絞れるというのがズームレンズのポイントになります。
一方、単焦点レンズだと、ズームすることができません。
つまり、単焦点レンズで赤やオレンジのような画角の写真を撮るためには、物理的に近づかないと撮れないわけです。
一点、ならズームレンズのほうがいいじゃーんと思ってしまうのですが、
意外とそうでもないんですよね。
写真の趣味はちょっとくらい不便なほうが楽しいよ。
趣味として写真を撮る上で個人的に思う事は、
手軽すぎるよりも、少し不便なくらいが楽しめる。
これは、あくまでも個人的意見です。
例えばスマホなら、現代人は肌身離さず持っているわけですから、写真を撮れないシーンはほとんどありませんよね。
しかも最近のスマホは年々カメラ機能も強化されていて、広角・標準・望遠などレンズが複数ついていたりしますし、きれいにも撮れます。
ですが、みなさんがカメラを趣味にしようと思った時、多くの人はスマホでなくカメラを別で購入して始めようとしますよね。
やっぱり、気軽にかつ簡単に撮れるというのは、便利な反面あまり工夫する必要がないため、趣味として楽しみにくい状況になるのかなと思っています。
単焦点レンズを使って、いい写真を撮ろうとする結果上達につながる(はず)
で、話を戻します。
ズームレンズは自分が動かなくとも、画角を調整できるというメリットがありました。
ただ、ズームで画角が調整できることで、ほとんど動かずに写真を撮りがちです。
例えば、ある対象物の写真を撮るときに正面からの写真を画角を変えて何枚か撮っておわりみたいな感じです。(もちろん人によりますが)
一方で、単焦点レンズならば、撮りたい対象を自分が撮りたい画角で映すために、撮る場所を考えるわけです。
一番よさそうな画角、どの方向から撮るかなどですね。
写真で実例を挙げますね(あんまりいいのありませんでしたけど。)
例えば、スーパー銭湯の看板が面白く感じたとしますね。
実際にとってみると遠すぎて対象が小さすぎる、となるわけです(左下の写真)。
ここでズームすれば対象の大きさが調整できるんですが、私は単焦点レンズを使っているので近づいていきながら、どこから撮るといい感じになるか考えるわけです。
どんどん近づきながら写真を何枚か撮りましたが、いまいちパッとせず、最終的に看板の下で写真を撮りました。
まぁこの写真がいいかは置いといて、
こんな感じでいい写真を撮ろうと工夫しやすい状態なのが、単焦点レンズのいいところかなと思います。
単焦点レンズ メリットもたくさん。
これまでの話だとズームレンズは動かずに画角を変えられるというメリットがあり、
単焦点レンズは自分で動いて画角を変えるという必要があるという事でした。
人によっては、めんどくさいな、とか、それならズームレンズにしよと思う人もいるかと思いますので、単焦点レンズのメリットを挙げておきます。
一番上のものは上で力説してしまいましたので割愛します。
単焦点レンズのメリット2 ズームレンズと比べて画質がいい
これについては、さほど難しい説明はできませんので、イメージで解説しますね。
まず、レンズというのは光を集めたり分散したり光学的な設計を行うわけですが、
光の色やレンズ材料の屈折率、コーティングなどいろいろな要素を組み合わせて最適化するわけです。
で、単純に考えてください。
- 単焦点レンズ:ある画角の写りのみに対して最もいい性能を出せるように設計されたレンズ
- ズームレンズ:選択できる複数の画角に対して、全体的に写りが良くなるように設計されたレンズ
どちらが、画質が良くなるかはイメージで理解していただけると思います。
単焦点レンズのメリット3 背景ボケがしやすい
私は当初ニコンのZ50からカメラを始めました。最初はセットでズームレンズを一緒に購入しました。
別にズームレンズが悪いって訳ではありません。最初は撮った写真がめっちゃきれいだなって思いました。
ただみなさん、やっぱり背景がきれいにボケるような写真、撮りたいですよね。
わたしもその一人でした。
背景ボケにはいくつかポイントがありますが、
一つはレンズの絞り(F値)が小さいものを使うことです。
その際に、ズームレンズは光学設計上の問題で、単焦点レンズよりもF値が大きくなってしまっています。
なので、きれいなボケ写真を撮るには、ズームレンズよりも単焦点レンズのほうが得意というわけです。
そのことを知った私は、すぐに単焦点レンズを購入しました。
私が購入したのはニコン Fマウント(フィルムカメラや一眼レフのマウント)のレンズで、最新のものではなかったですが、
単焦点レンズにハマるには十分な写真がたくさん撮れました。
アマゾンなら2万ちょいで購入できますので、Nikon Fマウントのカメラを購入予定であればおすすめです。(但し、APC-C用のレンズです。 )
下の紫陽花が購入した単焦点レンズで撮った写真ですね。
ただ、この時はあまりにも初心者過ぎて適当に撮っていたので、この当時は結局背景ボケをうまく撮れなかったようです笑
参考程度に、私がオールドレンズで撮った写真を挙げておきますね。
背景ボケをなるべくやるには、なるべく絞りを小さい値にして、被写体に近づくことです。
単焦点を購入して、きれいな背景ボケ写真を撮ってみて下さいね。
まとめ
カメラを趣味として楽しむうえで、レンズは超重要なものです。
初心者が悩むのが、ズームレンズか、単焦点レンズか。
ズームレンズは動かずに画角を調整できるので便利ではありますが、
私は単焦点レンズをおすすめします。
単焦点レンズでは、動いて画角を調整しなければなりません。
つまり、単焦点レンズを使っていると動く必要があるので、自然と、どこから、どういう風に撮ればいい写真になりそうか工夫するようになりやすいのです。
カメラは自分で撮る写真を工夫することが楽しいので、自然と楽しめるはずです。
安い単焦点レンズであれば2万円程度で購入できますし、
なんならオールドレンズ(昔のフィルムカメラ時代のレンズ)なら、単焦点レンズが2000~3000程度で購入できるものもあります。
パキっとした写真よりも、ふわっとした写真やフィルムカメラが好きな方はぜひ検討してみてください。
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