こんにちは。motoです。
このお盆の期間を家でダラダラして過ごしていますが、
暇すぎてエアプランツをじっくりと観察することを続けていました。
その中で、本当に水やりの頻度、時間、やり方が適正なのか?と思ったので、
原因などを推察し、いったん自分の考えをまとめておきたいと思います。
私はエアプランツを育て初めてまだ1年程度ですが、ちょっとづつ育て方を最適化していこうとしているところです。
エアプランツの水やり管理について、悩んでいる方やもっとよくしていきたい人に読んでいただきたいと思います。
※本当に植物にとって嬉しい管理になっているか?を再考するきっかけとなればいいなという思いです。
私のエアプランツ栽培環境とやり方について
まずは私がどのような環境でエアプランツを育てているか記載します。
- 屋外
- 日光は朝の1~2時間のみ直射日光
- 水やりは毎朝
- 肥料はハイポネックス 原液の1000~2000倍希釈 を1,2週間に1度
こんな感じです。
肥料については、もう少し薄めたいところですが、下記のアイテムで肥料を与えているので、ざっくり1000~2000倍というような形になっています。
- 今使っている霧吹きの容量が1.2L
- 肥料を計量する最低量が1mLのもの
エアプランツの種類がかなり増えてきて、1.2Lの水で足りなくなってきています。
新しい霧吹き(蓄圧式か電動)を購入検討中なので、今後はもう少し薄めかつ希釈濃度が安定する予定。
ちなみに、私はエアプランツを育て始める時、熱帯植物栽培家の杉山拓巳さんのYoutubeを参考に、
エアプランツを育てています。(もちろん、丸々同じではないですけど。)
杉山さんは、わかりやすく、かつ面白く植物の育て方について教えてくれていて、観葉植物を育て始めた頃からちょこちょことお世話になっています。
※NHKの趣味の園芸などにも出演されている有名な方です。
私は杉山さんのような明るい人は大好きなので、いつも参考にさせてもらってます。
もちろん本も購入しました!
観葉植物の育成を幅広く教えてくれるHow to本のような印象で、かなり読みやすく勉強になっています。
エアプランツの水やり 自分のやり方が適正かどうかの疑念がでてきたきっかけ
ストレプトフィラの葉っぱの動きで勘づく
今回の水やりに関する疑念が浮かんできたのは、
”水を毎日あげているのに関わらず、何か水足りてない感じがする?”
と思ったとこからです。
きっかけの段階では足りていないというよりは、まだまだ水欲しいですって感じに近かったかも。
私はストレプトフィラを育てていますが、この夏に根がめっちゃ伸びてきて急に成長し始めたんですよね。
下に参考画像を載せます。 レンズと、撮影時間が違い色味もズレがありますが、明らかに成長していますよね。(ちょっと葉焼けさせてしまいましたけど。)
- 2023年6月ごろ
- 2023年8月ごろ
明らかに葉っぱが伸びていますが、前と比較して葉っぱがくるくるとしてますよね。
ストレプトフィラの特徴は、水の過不足で葉っぱが伸びたりくるくるすることですね。
ストレプトフィラの葉っぱがくるくるしていることから、
”あれ、水足りてない?”
と思いなおしたという感じです。
今回ストレプトフィラの水が不足しかけている原因として、急に成長したため水が必要になっている可能性があります。
ただ、ストレプトフィラの様子から今回の水やりに関する疑念が出てきたので、やっぱり植物をしっかり観察することは大切だなぁと思いましたね。
水足りているか?という観点でよく観察してみると、レクルビフォリアとジョネシーが危なそう。
水が足りていないんじゃないか?という背景には、実際に足りていない可能性があるエアプランツもあるのですが、
特に問題にはなっていなさそうなエアプランツがほとんどです。(ストレプトフィラも普通に育っているレベルなので問題ない状況)
対して、ストレプトフィラよりも問題となっていそうなのは、レクルビフォリアと、ジョネシーです。
両方アノプロフィツム亜族ですね。
エアプランツ専門店 ネイチャーガーデンの神田さんのnote記事でアノプロフィツム亜族について詳しく書いてくださっています。
アノプロフィツム亜族は水不足になると葉っぱが丸くなり、吸水しにくくなる状況があるようです。
レクルビフォリアは購入時よりも形が乱れ、葉っぱが丸まっているように見えますね。
きれいだった形状がちょっと暴れだしていることから、ちょっと前から異変は感じていました。
下の写真は中心部に写っている葉っぱは確実に丸まっていますね。
これはやっぱり水が吸えていないのではないか、と思います。
次にジョネシーです。
こいつは購入時からほぼほぼ動きがない状態で、ずっと観察していましたが、こちらも葉っぱが丸くなっているように見えます。
うーん、購入時から丸まっているようにも見えなくもないですけど、直近はそれがより顕著になっているかなって感じです。
今のところは枯れるまで行っていないので、全然間に合いそうだと思いますので、
レクルビフォリアとジョネシーが問題なく育成できる環境を整えるのを第一目標とします。
本題 エアプランツの水やりについて再度考え直す
水が足りないなら、頻度をあげるか?
で、自分の水やりは朝に毎日という流れですが、
毎日1回水をやるだけで足りないとなると、厳しいな、という感覚です。
仮に水が足りていないと仮定したとき、毎日の水やりでは足りず、朝晩の2回にするという選択肢がまず最初に出てくると思います。
ただ、追加して夜に水をあげるのはなかなか面倒だったりします(社畜は残業等あるため。まぁ無理ではないんだけどね…)
なので、私としてはできれば毎日1回程度にしたいところです。(少なくとも平日は。)
そもそも、水が足りていない理由はあるか?
で、水が足りていないのが事実だったとして、その理由について考えてみます。
私の環境下で関係ありそうな項目を列挙します。(正しいかはまた別)
- 個体の急成長による水不足
- 直射日光の当たる時間
- あたえる水の量
- 気温
- 風
1.個体の急成長による水不足
まず、1つ目はストレプトフィラのように急成長した影響で水が足りていないということ。これについてはいいことだとしてひとまず置いておく。
(でもこれが主原因だったとしても解決しないんだけど)
2.直射日光の当たる時間
2つ目は、日光の当たる時間。私の場合は朝の1~2時間程度直射日光が当たります。この時間が、ちょうど私が朝水をあげるタイミングと被っています。
ここから考えられるのが、直射日光が当たる際、植物の表面温度が上がってすぐに水が揮発すること。
実際これは関係ありそうな気もしています。配置位置によってかなりばらつきがありますが、結構長い時間光が当たるところはすぐに水が乾いていましたね…
これが原因だとすると、一部のエアプランツが水をちゃんと吸えていない可能性ありますし、株が蒸れやすい可能性があります。
ちょっと怖いところではありますね。
やるかは別ですけど対策としては2つ
- 水やりの時間を変える
- 水をやる時間を増やす
まず、水やりの時間を夜にすれば、少なくとも温度が高すぎない状況=水が揮発しにくいので、吸水できる量は増えるはず。2が主原因だった時、これで解決しそう。
但し、夜は水を毎日あげられる自信がないので、一旦パスとします。
次に水をやるをやる時間を増やすこと。
これはちょっと誤解出そう+あんまり現実的ではないけど、
例えば乾きやすいものに最初水をやり、最後にまた水をやることで、多少水の揮発分を補充するようなイメージ。
ただ、揮発しやすい環境をどうにかしないとほぼ無意味かな。
3.与える水の量
これについては、蓄圧式の霧吹きでビタビタに水を与えていますので、基本は大丈夫だと思っています。
霧吹きでちょこっと水を吹きかけるような感じで育てている人の場合は、ここが効きそう。
4.気温
気温については、極端に暑い地域に住んでいるわけでもないので、たぶん問題ないと考えています。
そもそも、日当たりは決して良いわけではないので、たぶん日中はまだ涼しい(涼しいというより、マシという表現が正しいかも)です。
なので、これは問題ないはず。
5.風
最後、風。これが実は効いていた株もあったかもってうっすら思っている。
というのも、自然の風の場合は、あらゆる方向から、不定期に風が吹きますよね。
ただ、自然の風が問題なのではなく、問題は室外機から噴き出す風です。
クーラーをつけた時に、風が吹き出すアレ。
今年も暑いので、就寝~朝出社までは間違いなくクーラーがフル稼働しています。
当然朝出社前にエアプランツに水をやるため、水をあげた後も室外機からの風は吹き出している状態になっているんですよね。
もちろん、直接吹き出した風が直にエアプランツに当たっているわけではないのですが…
ですが、室外機から噴き出した風が壁にあたり、エアプランツの周りを通過していっていることは間違いないです。
室外機の風をルーバーという板で風の向きを変えるやり方もあるんですが、住んでいる物件の構造上風の影響を0にはできそうにないという残念仕様。
まぁこの辺はもうどうしようもないということにして、なるべく風の影響が小さそうな配置にするしかありません。
結局どうするべきなのか。
上で記載した通り、自分の環境で問題となっていそうな主原因は下記2つ。
- 直射日光の当たる時間に水をあげている
- 室外機の風の影響が多少ある
どちらも現状簡単には変えられないと考えています。(自分もストレスがない状況で植物を楽しく育てていきたいので)
とは言っても、現状は水が完全に足りていないという最悪の状況ではないことは確かなのです。
ただ、レクルビフォリアとジョネシーは若干怪しいモードに入っていますので、これらをどうにかする方法を考えました。
それは、結局のところソーキングですね。
ソーキングとは、エアプランツを水のなかにSoak(漬け込む)することです。
実際、私がエアプランツを育て始める際に参考にした杉山さんはソーキングをおすすめしていませんでしたので、やっていませんでした。(動画)
褐斑細菌病などのバクテリアが水を介して移ってしまうリスクがあるためのようです。(あとはソーキングのような状況はそもそも自然界にないので。)
私もどちらかと言えば自然環境を再現したい派なので、なんとなく水に浸すことにはちょっと抵抗がありました。なんか蒸れそうだし。
とは言え、毎日朝水をあげているのに水不足となれば、正直これ以上頻度を上げるのは自分への負荷が大きすぎるのです。
そこで、ソーキングが今の問題に対処できるのか確認して、可能であれば
水が不足しやすい種だけ週末にソーキングして、普段は毎日の水やりだけにするとかが現実的かなと。
ということで、ドボンと。※写真はジョネシー
今回は実験的にやっただけであんまり時間はカウントしていなかったのですが、2hくらいでちょっと良くなったかも?
というような違いは見えました。
【追記】ソーキングを続けてみた感想
この記事を書いてから、エアプランツをソーキングすることを続けてきました。
結果を言うと、「自分の環境ではやって正解」でした。
自分の環境では、毎日水をやってもエアプランツが乾燥気味となっていそうです。
特に、水を欲しがるというガルドネリ(Nature Gardenさんで購入)の雰囲気が変わってきました。(悪い方向で)
上の写真のときが、あまりよくなかった可能性の高い状態。
葉っぱが内側に丸まってきており、草姿が乱れています。
様子を見ながらソーキングを何度か繰り返して、「これまでよりもよくなったか?」を意識して観察を続けると、
明らかにソーキング後で調子が良くなったと感じました。草姿だけでなく、葉と株全体でハリがでました。
ガルドネリは水を欲しがる傾向があるのに、蒸れて急に枯れるなどという情報がネットにあるので、気を付けたいですね。
ソーキング後はちゃんと水が乾くように、風通しの良い場所に置いたり、サーキュレータの近くに置いておくなどして、濡れっぱなしにしないように気を付けましょう。
また、ソーキングは長すぎると窒息死の恐れがあるので、長くとも8時間くらいにするのが良いようです。
今回のガルドネリの件から、水を十分に吸わせると葉がピンとするってことは他のエアプランツたちも水足りてないんじゃないか?って気がしてきました。
なので他のエアプランツたちもちょこちょこソーキングしては状況がよりよくなったか?を確認しつつ少しずつ改善していきたいと思います。
まとめ
エアプランツを育てていくうえで、管理方法が適正かどうかをちょくちょく考え直すことは重要です。
今回、毎朝水をあげる管理をしている状態でもストレプトフィラの葉が少しうねりだしたことをきっかけに水が不足する原因を列挙してみました。
私の場合は、水をあげる時間帯と丁度植物に直射日光が当たる時間が重なっていること、
室外機から噴き出す風がエアプランツの近くを通っていることが影響しているのではないかと考えました。
上の2点は、環境を変えたり自分に負荷がかかるため現時点ですぐに解決できそうにないと考えて水不足にならないためにどうするか、というアプローチでソーキングをすることにしました。
実際に日常のみずやりで、水が足りていない(乾燥気味の)ものについて
ソーキングをすることで、エアプランツの草姿や葉のハリなどが改善されました。
この記事を読んで、自分の育成環境が適正かどうか考え直すきっかけとなれば嬉しいです。
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