【購入して420日】育てているエアプランツ カピタータから学んだエアプランツの育て方

カピタータ 開花 植物

こんにちは。motoです。

私はエアプランツ育成に力を入れ始めてから約1年になります。

ひょんなことから数年前にエアプランツを育て始めた時、植物育成経験が0だったため、じわじわ弱らせて枯らせてしまいました

3年ほど前から観葉植物を育ててきた経験と知識をもとに、

今なら育てられるんじゃないかと思い、2023年からエアプランツをもう一度育て始めました。

エアプランツの育成は、植物育成の経験が0だと少し難しく感じるところはありますが、基本を押さえていればそこまで難しくありません

この記事で育成のポイントを書きますので、参考にしてみてください。

 

2023年の6月ごろ、エアプランツ再挑戦で購入したのはカピタータという種。

私にとってカピタータは思い入れのあるエアプランツなのです。

というのもエアプランツを初めて知るきっかけだったからです。

当時入手したカピタータ。これがなければエアプランツを育てていないハズ…

後ほど書いていきますが、約1年ほどで花を咲かせることができました

花を咲かせることはエアプランツの育成の醍醐味の一つですよね。

私はカピタータを育てる上で、いろいろと管理を失敗したりしましたが、

なんとか花まで咲かせられたということで、管理方法についてまとめておこうかなと思いました。

 

エアプランツ カピタータの管理方法 概要

基本的にエアプランツの管理方法としては、室内か室外かの管理になります(当たり前)

  • 室内管理:レース越しに光が差し込む環境が好ましく、暗い場合はLEDで補う必要がある。
  • 室外管理:必要に応じて遮光する必要がある。寒さに弱い種は秋~冬に室内に取り込む。

私がおすすめなのは外で管理し、寒くなったら室内に入れる方式です。

今年は4月ごろに外に出し、10月ごろに室内に取り入れました。

おすすめする理由としては、外で管理する場合は成長を実感しやすく枯らしにくいためです。

室内で育てる場合はどうしても光の量が少ないことが多く、成長を促進させるにはLEDで光を補うことが重要になってきます。

加えて、暗い環境で水の量が多いと弱ってしまうこともあります。

対して外の方が管理は楽です。

風があることで、濡れた状態が続いてしまい枯れるのを防ぐことができたり、

十分に光があるので成長も期待できます。(直射日光は避け、木洩れ日があたるようなところで管理してください)

 

私はカピタータに限らず、室外でエアプランツを育てています。

ただし、エアプランツは室温が下がると成長が止まったり、

場合によっては弱るため、場合に応じて室内に取り込んでいます。

カピタータは寒さにあまり強くなく、寒くなる時期には水の量を少し減らすことを心がけてください。

水の量が多い場合は、葉っぱに黄色~茶色い部分(シミのような感じ)が出てきたりします。

これは褐斑細菌病というもので、エアプランツが弱り細菌が優勢になることで黄色く見えるようです。

この場合は、寒い時期は室内に取り込んだり、水の量を減らすことである程度は発生を抑えられます。

 

ここからは私が育てていたカピタータの変化と、私の体験談を書いておきます。

【時間経過の変化】カピタータ、購入から8か月での成長

カピタータはホームセンターで購入しました。

たしかSサイズかMサイズのどちらかだったかと思います。

うちの環境下では、信じられないほど成長してくれており、

育て初めて8か月で葉っぱも伸びて全体的に大きくなりました

2023/6月(カインズホームで購入)

2023/2/12(約8か月後)

ただ、順調に成長していたわけではなく、少し自分のミスで弱ってしまったんですよね。

気温の低下&水あげすぎで、褐斑細菌病発症

私はエアプランツを基本室外で育てていて、寒くなったら室内に入れる方針にしています。

(方針というか、昨年の冬のタイミングで管理をミスったため、室内に変えたという感じです。)

夏場は気温が高くガンガン生育してくれており、めっちゃ育ちました。

ただ、問題は昨年の秋に入って気温が下がったタイミングで起こりました

それは

気温が下がっても、水やりの頻度をそのままにしていたこと

今思うと安易だったなと思いますね。

普通の観葉植物でも、下記のように水の必要な量が違うことは体感的にわかるはずです。

必要な水の量:夏>>>>

気温が下がってくると吸収できる水の量は減りますし、

水温によってエアプランツの温度が冷えますね。

これによって、細菌が優勢になってしまい、弱らせてしまいました…

葉っぱの一部が茶色っぽく変色していいるのがわかるかと思います。

一番弱っていた時はもっと全体的に広がっていました。

ピントが合ってませんが、葉っぱのところどころに茶色くなっている。

この茶色くなっているのは褐斑細菌病というらしいです。

寒くなってきてからこのように褐斑細菌病が出てきて、室内管理に変更しました。

細菌が優勢になって茶色くなっていた部分も、室内管理で徐々に良くなっていきました。

かなり茶色い部分が多くなっても、あきらめずに室内で養生しましょう。

すると、元の色に戻るところもあります。シミのように残ってしまうところもありますが大丈夫です。

  

私の感覚にはなりますが、室内から室外へ移動させる際のポイントを記載します。

特に暖→寒の環境変化に注意したほうがいいです。

  • 暖→寒の環境変化:環境変化に慣れてから水を与える(3日くらい)
  • 暖→寒の環境変化:水やりの頻度を落とす。

人間でも植物でも、環境が大きく変わることも大きなストレスとなります。

なので、室内⇔室外など環境が大きく変化する場合は、水を同じ頻度であげ始めるのではなく、

様子を見ながら調整していってください。

あくまで個人の感想ですが、植物をじっくりと観察しながら育てることが育成技術の向上につながります。

 

また、別の環境変化に関する話ではありますが、

カピタータと同じタイミングで外に出したストレプトフィラは、直射日光が当たり葉焼けさせてしまいました。

この辺りもおそらく環境の変化に順応できる前だったことが原因だと思っています。

暗い環境に慣れている状態から少し強めの光をすぐに当ててはいけないということです。

焦らずに、すこしずつ、ゆっくりと慣らす感じを心がけるといいと思います。

 

私も、もう少し管理方法の精度を高めていき随時この記事を更新していきます。

※2024年の冬から室内環境を改善しました。LEDを変えただけでエアプランツとフィカスが激伸びして驚いています。知見がたまったら記事を更新します。

7月ごろ、カピタータ 開花

褐斑細菌病が優勢になったこともありましたが、全体的には1年間でめちゃくちゃ成長しました。

7月ごろ、急に葉っぱが赤くなり始め、

「また褐斑細菌病???」とドキッとしたことを覚えています。

ただこれは、開花直前で葉の色が変わり始める兆候でした。

いや、エアプランツが開花するときに、紅葉するのは知っていました。

知っていましたけど、こんなに大きく変わるんですね。本当にびっくりです。

緑色→紅葉するまでに2日くらいだったと思います。意識していなかったので体感ですが…

まじで理解が追い付かなかったんですけど、あり得ないほど赤くなっていて、中心部には紫色の蕾が出てきていました。

この時点やっと「あぁ、花が咲くのか!」と理解しました笑

この時、思いました。自分はなんというほどエアプランツ初心者なのだろう、と。

だって、

「育てているエアプランツの葉っぱの色が変わりました。私の管理がおかしいのでしょうか?」

とYahoo知恵袋に相談しそうなほど、葉っぱの色の変化を開花のためだと理解できなかったのですから。

蕾もまぁまぁな数ありますね。順調に育ってくれた証拠だと理解しました。

上の写真の次の日には、こんな感じで咲きました。きれいですね~、本当に。

 

ロリアセア(小型のエアプランツ)が開花したときは、花が1つずつ順番に咲いていきましたが、このカピタータは、

最初に1つ、その次2つずつというような感じで咲きました。

 

今回カピタータを購入して420日で、開花しきれいな花が咲きました。

褐斑細菌病の発症など若干の問題はありましたが、ひとまずは一から育てたという感覚がありますね。

(もちろん、本当の意味で一から育てるのは実生からですけど。)

カピタータの育成を通して、エアプランツの育成は本当に面白いなって思いました。

奇麗な花が咲くのはもちろん、自分がちゃんと管理した結果、ぐんぐんと成長していってくれたのは何よりも嬉しいことです。

開花後の子株

エアプランツは基本的に、株1つに対し1つの生長点を持っています。

ただし、花が咲いた後は、生長点が無くなってしまい花が咲いた株はこれ以上成長しません。

では、開花後のエアプランツはもう楽しめないのか?

開花後は紅葉した葉の色が少しずつ戻っていきます。

いいえ、もちろんまだまだ楽しめますよ!!!

開花後にどうなるかというと、元の株の株元から子株(同質のクローン)が出てきます。

株の充実度などで出てくる株数が異なるようですが、今回は1株でした。

また、この子株を早めに外すことで、更に追加で子株が出てきたりします(株の状態よりますが)。

子株は親株から栄養をもらえるため、かなり成長速度が速くなります。

今回は実験で子株を取り外してみました。

取り外した後、親株の葉を割って子株が出てきました笑

上の写真(2024年10月)から約2か月経過していますが、2つの子株はこんな感じです。

やはり取り外すと成長は鈍化し、後から出てきた子株があっと言う間に追い抜きました。

この子株、形が良い感じですね~

カピタータはこのくらいのサイズの時が一番好きかもしれない。

こんな感じでうまーく育てると、どんどん株が増えてクランプになっていきますね。

(複数の株が群生していることをクランプと言います)

こんな感じで、エアプランツはかなり長いこと楽しめます。

1種類のエアプランツを開花までさせることができたならば、もっとエアプランツを育てたくなるはず。

参考にいくつかうちで育てているエアプランツを載せておきます!

●Tillandsia meridionalis(メリディオナリス レクルビフォリアの同物異名)

●Tillandsia mallemontii(マレモンティー)

●Tillandsia ionanta(イオナンタ 白花)

●Tillandsia chapeuensis ver. Turriformis

(チャペウエンシス 変種チュリフォルミス)

●Tillandsia streptophylla

(ストレプトフィラ)

この記事を読んでいる方は、少なくともエアプランツに興味のある方と思いますが、

枯らしてもいいので、ぜひ挑戦してみてください。

ホームセンターで買える数百円のエアプランツで、金額以上の楽しい経験ができますから。

※高いやつは後にしましょうね。少なくともワンシーズンは。

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